紳士淑女の皆様、ご機嫌いかがでしょうか。きっとこの記事を読まれているということは、留学を検討されているはず。準備は順調でしょうか。語学、ビザ、大学の入学許可、推薦状…などなど、やること盛り沢山ですよね。
今回はそんな留学を検討中の方に、留学経験者として記事を書いてみました。特に留学に行こうと決意したものの何から取り掛かれば良いか分からない方や留学エージェントの活用を検討している方の参考になりましたら嬉しいです。最後におすすめのエージェントも紹介しているので、エージェントをお探し中の方は、そちらも参考にしてください。
「留学」は大きく分けて2種類ある
留学と言っても、大きく分けて2種類の留学があります。貴方の検討している「留学」はどちらですか?文字ではどちらも同じ留学ですが、目的と内容が全く異なりますので明確にしておきましょう。
①大学・大学院留学 | ②語学留学 | |
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目的 | 学位(大学であれば学士号、大学院であれば修士号または博士号)を取得すること。 | 語学力を高めること。 |
期間 | 国や地域にもよるが1〜5年程度 | 数週間〜1年程度 |
準備期間でやること | ・推薦状の準備及び提出 ・志願書の準備及び提出 ・語学試験の必要点数取得 ・ビザの申請 ・現地保険の申請・加入 ・民間保険の加入 ・アパートや寮など生活インフラの確保 ・航空券の購入 ・奨学金・学生ローンの申請(必要な人) | ・コースの申し込み ・ビザの申請 ・民間保険の加入 ・アパートや寮など生活インフラの確保 ・航空券の購入 |
おすすめ対象 | 日本では身に着けることの出来ない専門性を高めたい方 | 語学力を向上させたい方 |
因みに、私自身は語学留学ではオーストラリアに大学在学中約5ヶ月間、大学院留学ではイギリスに1年留学していました。語学留学は、落第のリスクもプレッシャーも無いので他の留学生とも沢山交流ができ、純粋に楽しかったです。過ごしやすいオーストラリアの気候も素晴らしかったです。
一方、大学院留学は修了することは勿論、好成績を修めての修了を狙ったため、かなりプレッシャーと格闘する日々でした(朝9時から翌朝9時までレポートを書いたり…)。今では良い思い出ですが、当時は孤独と慣れない環境との戦いだったイギリス時代です。オーストラリア・イギリス、どちらの思い出も素晴らしい私の人生の財産です。
Kayのメモ
もし留学に行きたいかもと思った場合は、兎に角早く準備を早く始めましょう。「備えあれば憂いなし」です。
特に語学力は短期間では身につきません。受験英語や学校の定期試験とは異なり、付け焼き刃では対処出来ない試験なので特に語学は早めに準備を始めましょう。
もし大学1年生の方でこの記事を読んでいる方へ。コストを最小限に抑えつつ留学したい方は、給付型(もらえるタイプ)の奨学金を狙ってみてください。給付型の奨学金を狙うには大学での成績も重要です。今からしっかりレポートやテストに取り組みましょう。
エージェントは必要?留学準備が大変で未知過ぎる件

中には「そんな準備も出来ないなら現地に行っても困るだけ」という人も居るでしょう。その通りです。大学から公表されている入学条件やシラバスをはじめ、外国語のドキュメントを読む気になれない人は、この時点で諦めた方が良いです。その程度の量が読めないのなら、行っても困るだけですから。
一方で、読んでも経験値的によく分からないというケースがあります。特に推薦状を依頼したり、英語で願書を書いたり、大使館に出向いてビザの申請をしたり、人生で1回あるか無いかの手続きが沢山あります。いくら用意されたドキュメントを読み込んでも自身が具体的にすべきことが分からないことが多々あるのが留学準備というものです。
私も日本の大学在学中に留学を準備していたのですが、卒論準備や資金準備、期末テストなど留学準備以外の所でやることが多くあり、一から理解しようとしていては到底時間が足らないような状況でした。留学関連の提出書類は、原則提出期日厳守で1秒でも期日が過ぎたものは勿論受理してもらえません。どんなに真剣に準備をして来ても一つの書類に不備があったことによって1年間の準備期間が0になるなんてリスクもあります。
そんな事態を避けるためにも、留学エージェントを活用するのは悪くない選択だと私は考えます。ただし、留学エージェントによっては提供されるサービスをフルで利用していたら物凄い金額になってしまう場合もあります。次のセクションで何を自力で準備し、何をエージェントに依頼するのかまとめています。予算に制限のある方は、効果的にエージェントを活用することを心がけましょう!
自分で出来ることを明確化してコストの最適化を

個人差はありますが、大学・大学院留学をする場合、準備リストはおおよそこんな感じです。エージェントの活用を具体的に検討している方は、利用するサービスを精査する際の参考にしていただければと思います。
自身で出来ること・エージェントに任せること
下の表で記載していますが、エージェントには出願〜合否受け取りまでの志望校との窓口としての役割をお願いするのが賢い利用方法だと考えます。それ以外のサービスも魅力的であれば、利用するのも検討すべきではありますが、自分で出来ることもありますので、コストを抑えたい方は自分のスキルを客観的に分析し、自分で対応できるものは自分で対応しましょう。
分類 | タスク一覧 | 備考 |
---|---|---|
自分で出来ること・やること | ・願書の作成(指定の言語) ・推薦状の作成依頼(2名分)* ・民間保険の加入 ・航空券の購入 | 願書の作成や推薦状の依頼は、勿論自身しか出来ませんので、自分で準備をします。エージェントさんからアドバイスも貰えますので、相談してみましょう。 民間保険の加入はネットで情報が溢れていますので、自身で検索をしてお得で手厚い保険を選択しましょう。 航空券も同様にネットで容易に比較ができます。 |
エージェントに任せること | ・大学への出願作業 - 願書の添削 - 推薦状の翻訳* - 出願から合否の受理 | これらは手続きを進めるに当たり、一つの誤りが致命傷になりかねないタスクです。エージェントの中には、その国の出願窓口になっている信頼できるエージェントもありますので、これらは積極的に利用の検討をオススメします。 また、合否を受理してからも回答期限のリマインドなどもしてもらえますので、うっかり回答し忘れて入学出来ないなんてことも防げます。 |
どちらでも(個人差など) | ・語学試験対策 ・現地の住まいの手配 ・ビザの申請準備 ・現地国民保険の申請・加入 | 語学力は、その人の基礎的なレベルにも左右されます。不安な方はエージェントの提供する語学プログラムなどを受講するの選択肢だと思いますが、自力でも十分対策可能です(下に私が使った教材を掲載しておきます)。 現地の住まいについては、エージェントと自分で調べた住まいの条件を比較すると良いでしょう。 ビザは申請方法をエージェントが教えてくれるので、案内に従って自分でやってみても良いかもしれません。不安な方は、エージェントのサービスを利用しても良いでしょう。 |
*英語での作成が不可の場合は、翻訳してもらう必要あり
留学費用の変動ファクター
金額が数十〜数百万円単位で変動するファクターを解説します。
「合格」の種類(条件付か無条件合格か)
大学留学をする場合、無条件合格が出来るかで留学費用はかなり変動します。条件付き合格の場合、語学コースの受講が必須になることが殆どなので、その分の受講費用及び滞在費も必然と発生します。コストを抑えたい方は是が非でも無条件合格を勝ち取りましょう。
私の場合、志望校に合格するための必要点数は無条件合格がIELTS Academicで6.0点、条件付きが5.5点でしたが、無事クリアして無条件合格を勝ち取ることができました。私が使ったIELTS対策の教材はこちらです。単語は準1級くらいのレベルであればIELTS6.0が取れる印象です。

航空券
航空券もSkyscannerやomioなど比較サイトで価格を比較することで、費用を抑えることが出来ます。ポイントは、直行便よりも乗り継ぎ便、片道よりも往復便を選ぶと航空券のコストは安く抑えられるので、意識して検索してみてください。
いつか別の記事でも紹介しようと思っていますが、セルフトランスファー(接続が保証されていない乗換便)の利用は避けた方が無難ですので、注意してくださいね。

Kayのメモ
現地の住まいについては、私の経験上(イギリスの国立大学の場合)、大学がアパートや寮を斡旋しているところが殆どでした。もしエージェントも何か学生寮と提携している場合は、コストの比較をしてみるのも良いでしょう。
語学力は、ご自身の入学されたい学部が留学生に求めている最低点数をホームページで確認しましょう。Conditional(条件付き合格)と呼ばれる語学学校への通学を条件とした合格と無条件合格があるので、それぞれの点数を調べましょう。
おすすめ留学エージェントをご紹介
私が選ぶオススメのエージェントです。各社メール相談やフェアを随時開催しておりますので、リンクを覗いてみてください。
安定感抜群!大手2大エージェント
beo(ビーイーオー)

私もイギリスへ大学院留学した際に利用しました。出願先大学の日本の窓口になっていたエージェントさんでした。願書の添削から出願書類の取りまとめまでワンストップで対応していただいたので、とても心強かったです。準備のための資料も沢山用意されており、スタッフの方の知識・経験も豊富でした。説明会やフェアをよく開催しているので、ご都合の合う方は是非参加してみてはいかがでしょうか。国はイギリスに限らず、アメリカ、オーストラリア、カナダなど英語圏は幅広く対応しています。
EF(イーエフ)

こちらは語学留学を検討している方にはオススメです。国際的にも幅広く展開しているのと、年齢や英語学習のステージに合わせたサービスを受けることが出来るようです。加えて、自社で学校を運営しているので、多くがワンストップで完結するメリットがあります。
国・地域 特化型エージェント
Canada Journal(カナダジャーナル)

カナダ留学に特化したエージェントです。語学留学に限らず、大学留学も紹介をしているエージェントです。カナダが好きでカナダ一本に絞って学校探しをされる方には良いですね。
SI-UK

名前の通り、イギリス留学に特化したエージェントです。オックスフォード大学・ケンブリッジ大学の出願に特化したサービスをしているのもSI-UKのサービスの魅力ですね。私は大学院留学はイギリスに絞っていたので、SI-UKさんのフェアにも良く参加しました。
コスパ最強エージェント
夢カナ留学

英語圏への語学留学に特化したエージェントです。価格を抑えつつもしっかり言語を使えるようになることを売りにしているエージェントです。また、ご自身のニーズに合わせて留学プランをカスタムすることも可能です。
留学ショップ リュックサック
こちらもコストを抑えて留学されたい方にオススメです。特徴的なのが、毎日の為替変動を料金に反映している点です。為替レートが良いタイミングで申し込みが可能です。
まとめ
- 留学には大学留学と語学留学の二種類がある
- 大学・大学院留学は語学の入学条件が厳しく手続きも面倒くさい
- エージェントを活用すると面倒な手続きの支援をしてもらえる
- 自身でできることは自身で行うことで節約できる
- コストが大幅に変動するファクターを理解して費用を抑えよう
- エージェントは様々な特色を持ったエージェントがある
- 自分に合うエージェントを見つけて伴走してもらおう
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。私自身、日々生活をしていて留学をして本当に良かったなと改めて思う時が何度もあります。友人との思い出、必死になって書いたレポートなどなど、全てが私の血となり、肉になってます。
最後に。僭越ながら皆様の留学が大々成功となること心より願っております。ご相談も可能な範囲で対応せていただきますので、DMやコメントお待ちしております。特にイギリスのことであれば、いくらかは答えられると思います。
次回は、語学テスト対策(IELTS)や航空券の取り方についても、もう少し深く書いてみたいと思います。参考になったという方は、下のロンドンバスのボタンをポチっと押して頂けると嬉しいです。
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