紳士淑女の皆様、ご機嫌いかがでしょうか?
今回は、まだ免許を持っていない・現在取得を検討中の方向けに記事を書いてみました。現在免許の取得を検討している方、是非参考にしていただけると嬉しいです。
免許取得の基本的な流れ

まずは免許取得のイメージを膨らませるために、これからご自身がどのような流れで免許を取得するのかを見ていきましょう。
以下は、一般的な通いで免許を取得した場合のおおまかな流れです。
STEP1 MT・ATを選ぶ
まずは取得する普通自動車免許の種類を決めましょう。
電気自動車を除き、全ての車には変速機(トランスミッション)が付いていますが、自動で変速してくれる車とそうでない車が存在します。
免許の種類によっては運転できない車もありますので、注意して選びましょう。

MT(Manual Transmission)
【こんな方におすすめ】
- 仕事で運転しなければいけない車がマニュアル車の方
- スポーツカーなど自動車の運転に興味のある方
ドライバー自身が走行するギアの段数を調整するタイプの車(=マニュアル車)を運転できる免許です。
この免許を持っていれば、後述のAT(オートマ)車も運転することが可能です。
オートマ車には無い変速のためのクラッチペダル操作があるため、少し操作は複雑ですが運転の楽しみはオートマより実感できるかも。
AT(Automatic Transmission)
【こんな方におすすめ】
- とりあえず免許が欲しい方
自動車が最適なギアへ自動で変速してくれるタイプの車(=オートマ車)を運転できる免許です。
マニュアル車より運転は楽ですが、この免許ではマニュアル車を運転することは出来ず、オートマ車限定の免許となります。
ただ、実生活でマニュアル車を運転する機会があるかどうかで言うと限りなく少ないでしょう。ひと昔前までは就職の際はマニュアル免許必須だった企業もあったようですが、最近はあまり関係無いなんて話も聞きます。
【イギリス小話】
日本ではオートマ車が主流ですが、イギリスではいまだにマニュアル車が主流。
私の以前の愛車Jaguar X-typeは、日本ではオートマ車のみの販売でしたが、本国ではマニュアル仕様が用意されていました。
運転を楽しむことが人々の娯楽の一部になっているのかもしれませんね。
STEP2 自動車学校へ入学する
この記事の肝になる部分です。
どんな免許が取得したいかが決まったら、次は自動車学校へ申し込みをして入学します。
自動車学校選び次第では、その後の運転が楽しいものになるか、または苦痛なものになるかが左右される重要な選択のため、是非当記事を参考にしていただき、「運転するのが楽しみだな!」とか「早くマイカーが欲しいな」なんて思ってくれたら嬉しいです。
STEP4 性格診断を受ける
最初に性格診断を受ける学校が殆どだと思います。
これを受けてみると自分が運転をした際に気をつけるべきことが分かり、運転の際に役立てることができます。
カッとなりやすい性格だったり、気が散りやすいなど色々自身について分かることがあり、面白いですよ。
STEP5 学科教習を受講する

自動車学校だからといっていきなり自動車に乗ることは出来ません。まずは標識や交通ルールを座学で学びます。
あまり面白い課程ではありませんが、車を運転する上では超重要です。これをちゃんと理解していないと事故の元になりますので、しっかり受講しましょう。
STEP6 技能教習を受講する

学科教習がある程度終わるとようやく教習車を運転することができるようになります。技能教習は大きく分けて二つ工程があります。
場内教習
はじめは場内で基本的な操作について学びます。
他の技能は大体普段車を運転していれば身につくのですが、駐車は意外に教習所で習ったことをちゃんと実践しないと本番でも上手くいかないのでちゃんとやった方がいいですよ!
路上教習
場内の教習が終わり仮免許が取得できたら、いよいよ路上(公道)教習となります。
ドキドキワクワクですね!
【高速教習はやらないって聞いたけど?】
地方の教習所で近くに高速道路が無い場合は、シミュレーターで代用することがあります。
意外にこれが理由で高速道路をなかなか走る気にならないなんてことも聞いたことがあるので、シミュレーターで済まされた方は、免許が無事取得出来たら一度信頼できる方を隣に乗せて肩慣らしをした方が良いかも…
STEP7 卒業検定に合格する

自動車学校での集大成です。
学科・技能共合格すると晴れて卒業となり、あとは免許センターの試験を残すのみです。
STEP8 免許センターの試験に合格する
基本的には学科の試験のみで合否が決まります。
受験後に受験番号がモニターに表示されるアレです。合格していればその場で免許発行となります!
【実技試験をやることってあるの?】
この後で書いていますが、非公認の教習所で教習を受けた場合は、免許センターでの実技試験が必要になります。
そんなこともあり、教習所選びは大事なんです。
合宿or通い?

教習所には受講のタイプが2種類あります。
それぞれの特徴やメリットをまとめていますので、ご自身に合うのがどちらか検討する際の参考にしてみてください。
合宿

【こんな方におすすめ】
- 免許取得費用を節約したい方
- 短期間でさっさと免許を取得したい方
- 長期休暇が取得できる方
短期間集中で泊まり込みで免許を取得するのが合宿タイプの教習です。
合宿免許受付センター
短期間で免許が取得できる
受講費用が通いより安い傾向にある
長期休みが必要
通い

【こんな方におすすめ】
- まとまった休みが取りずらい方
- コツコツ少しずつ運転が上達したい方
通学しながら受講をして免許を取得するのが通い(通学)タイプの教習です。
通学の良いところは何と言っても自身の空いている時間を有効活用できるということです。
隙間時間を有効活用して受講できる
費用が高額になりがち
学生の長期休み期間は予約が取りずらくなる可能性がある
指定校or届出校?

教習所には指定校と届出校の二つの種類があるのをご存知でしょうか?
これを知らずに申し込みをしてしまうと「思ってたのと違った」なんてこともありますので、自動車学校を選ぶ際は注意してください。
別の言い方で公認校・非公認校なんて言い方もあり、「何の公認?」と疑問に思われる方もいらっしゃるかと思いますが、これは公安委員会からの公認をもらっているか否かのことです。
公安委員会指定校
公安委員会からのライセンス(認可)を受けている教習所です。多くの人が想像する「教習所」はこちらに該当します。
ホームページなどを見ると「XX県公安委員会指定」などと表記があります。
公認校で教習を受けるメリットは、免許センターでの実技試験が免除されるという点です。
先に免許を取得した友人から「免許センターで筆記試験だけだよ」なんて聞いた人もいるかもしれませんが、それは通った教習所が指定校で、既に技能レベルが教習所でちゃんと担保されているからです。
届出校
公安委員会からの認可を受けていない教習所全般を指す用語です。
一部の非公認教習所を除き、免許の取得には、免許センターでの実技試験を受けて合格する必要があります。
傾向として受講費用が安い傾向がありますので、既に一度免許を取得して失効してしまったなどで、免許を取り直す方には、一つの選択肢となり得るでしょう。
教習所の探し方と気をつけるべきポイントは?

「合宿or通い」、「指定校or届出校」など免許取得の過程には様々な分かれ道があることをお伝えしました。
ただ、「自分に合った教習所は何となく理解できたけど自動車学校を選ぶと言っても何から手を付けていいか分からない」という方も多いかと思います。
通いの教習所の探し方
はじめて免許を取得される方で長期休みが取れないと言う方には、指定校への通学での免許取得がお勧めです。
通いの場合は、教習所の立地や通いやすさが最も重要な点となりますので、Googleなど検索サイトでお近くの教習所を探してみましょう。
当記事の最後にも書いていますが、教習所を選ぶ際に気をつけるべきポイントも是非確認してください。
合宿の教習所の探し方
はじめて免許を取得される方で長期休みが取得できる方は、合宿免許がおすすめです。
合宿免許では多くの場合、地元などではなく遠隔地の教習所へ泊まりがけで行くことになりますので、選択肢が非常に豊富です。
旅行も兼ねて合宿免許を取得される方も多く、施設の充実度や気候なども重要なポイントとなりますので、専門サイトの活用が有効です。
合宿免許受付センター
合宿免許受付センター
無料相談を受け付けているので、事前に確認したいことがあれば確認し、納得した上で教習をスタートできます。

免許合宿ライブ
免許合宿ライブ
どんな人がどこの教習所に申し込んでいるかがリアルタイムで表示されるので、同じくらいの年齢層なら受講しやすいと考えている方は、こちらのサイトは非常にお勧めです。
また、教習所のランキングが見れるのも嬉しいポイント。

ユーアイ免許
合宿免許予約サイトのユーアイ免許
豊富な教習所ラインナップに加え、お得感も大きいと思うのでお得に楽しく免許を取りたいと言う方にお勧めのサイトです。

マイライセンス
安心・格安の合宿免許マイライセンス
マイライセンスの安心なところは、入校21日前までであればキャンセル料がかからない点です。万が一何か大事なイベントが舞い込んできた場合も対応出来るかも知れません。
また、各宿泊施設の様子をYouTubeに載せているので、滞在時のイメージも掴みやすいかも。是非一度以下のバナーからホームページをチェックしてみてください。

教習所を選ぶ時に気をつけること4点
教習所選びで気をつけるべき点を4つまとめました。
価格だけで選ぶと後から追加料金が発生したり、全く予約が取れないなんてこともありますのでこれら4点は必ず確認されることを推奨します。
通いやすさ

合宿免許を選ばれた方は意識する必要はありませんが、通学で免許を取得される方は、通いやすさもしっかり確認しましょう。
無料送迎バスがあったとしても、ご自身のスケジュールで都合のいい時間にバスが無かったり、バス停までのアクセスが悪かったりすると通う気が失せてしまい、免許の取得が憂鬱になってしまうこともあります。
- 教習所の立地は通いやすい場所にあるか
- 通学バスがある場合、バスの本数は十分か
料金

料金相場は、カーセブンによれば、通学の場合はMT車で約30万円、AT車で約29万円。合宿の場合は、MT車で約26万円、AT車で約25万円が相場とのこと。
合宿の方が相場で約4〜5万円程度安くなる傾向にあるようですので、費用を安く抑えたい方は合宿免許を強く推奨いたします。
- 費用を安く抑えるなら合宿がおすすめ
- 安いからと言って飛びつかないこと。ちゃんとレビューも確認しよう。
- 試験に合格出来なかった場合や教官を指名する場合、追加料金がかからないかも確認
予約の取りやすさ(通いの場合)

通いの場合は、予約の取りやすさも重要なポイントです。
教習所によっては、入学したものの予約が全然取れないなんてこともありますので、事前に問い合わせたり、通っている知人がいれば、混雑具合について質問してみるのも良いでしょう。
- 説明会がある場合は、平均で卒業までどのくらいの期間を要するのか確認
- 気になる教習所に通っている・通っていた知人がいれば確認
口コミ(レビュー)

教習所を選ぶ上で絶対に確認すべきポイントがその教習所のレビューです。
Googleで教習所名を入れて検索をすればレビューレートが見れますので、チェックしてみましょう。
口コミも見れればちゃんと確認することをお勧めします。教官の質や予約の取りやすさや立地の良し悪しなども一気に確認出来る可能性があります。
- ある程度レビュー数があってレートが低い教習所は要注意!
- 教官個別でレビューが悪い場合は、教官を指名できる制度があるかなど回避策は有る
まとめ
最後まで読んでいただきありがとうございました。
免許を取って車が運転出来るようになると、行動範囲が広がるだけでなく、自動車そのものを楽しんだり、ドライブを楽しんだりと趣意の幅も広がります。
是非、免許を取って楽しいカーライフを送って頂けることを祈っております!
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