紳士淑女の皆様、ご無沙汰しております。暑い日が続いておりますが、いかがお過ごしでしょうか。
仕事が一時的に忙しかったのと私の怠慢でブログが更新できておりませんでした…
今回は久々の更新の初回ということで、最近愛車のジャガーXFが走行中いきなり”COOLANT LEVEL LOW”(冷却水の水位が低下)のエラーを出しやがったので、その実態と対処法について書きます。
冷却水満タンなのに “COOLANT LEVEL LOW”
近くの駐車場に車を停車し、エンジンルーム内を確認します。もう30度を超える灼熱地獄と「冷却水漏れたんか?」という焦りで生きた心地がしませんが、とりあえずボンネットを開けてみます…
しかし、何ということでしょう。冷却水が満タン(!?)。
リザーバータンク内の水位は見るに堪えない状態かと思っていたのですが、まさかの満タン。暑さと焦りに更に「困惑」が加わり、三重苦でございます。
この日は遠出の予定だったのですが、ひとまず積んでおいた冷却水を少量補充し、引き返してセカンドカーのAQUA君での再出発となりました(君は真の優等生)。
エンジン停止後直後の冷却水補充は、冷却水が高温になっており、吹きこぼれた冷却水に触れてしまうと火傷の原因になります。エンジンを停止して充分待ってから作業しましょう。
冷却水が十分補充されている状態で冷却水を追加するのもタンクから溢れる可能性があるので、この場合は過剰に追加しすぎないように注意しましょう。
冷却水が入っているのにエラーが出る理由
戻ってからいつもお世話になっている整備工場へ入庫させていただき、検査してもらいました。
検査してもらい、ようやく原因が判明したとのことで…
もしもし、原因判明したんですね!
Kayさん、リザーバータンクのフロートが浮いてないですね…
… そんなことあるんですか?!
あんまり無いですね…
リザーバータンク内のフロートが沈んでしまっていたのが原因だったとのこと。
フロートが沈んでしまっていたら、いくら冷却水を入れてもエラーが消えるわけないですよね。なるほど… 勉強になりました。
フロート
フロートとは、リザーバータンク内の冷却水の水量を測るためのパーツで、釣りの「浮き」のように水上にぷかぷか浮かんでいるのが通常の状態。
気になる工賃大発表
工賃は以下の通りです。冷却水のセンサーもこの際に交換してしまいました。
項目 | 金額 | 備考 |
---|---|---|
リザーバータンク本体 | ¥27,000 | 商品調達のための諸経費含む |
冷却水センサー | ¥3,000 | 商品調達のための諸経費含む |
技術料・工賃 | ¥10,000 | |
合計金額 | ¥40,000 |
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予防策について考えてみる
足回りのブッシュ類などであれば目視確認で、へたっているとか分かるのですが、フロートとなると余程注意して確認しない限り気づくことは不可能です(やろうと思えば出来るのかもしれないですが、毎回乗る度にチェックしていたら「ジャガー面倒臭ぇ」となるかと)。
あくまで参考ですが、これが仮にこの車種の持病だとしたら、年式と走行距離を示しておくことは、ある程度参考になるかと思いますので、記載しておきます。
今回の発生したタイミングは、10年目(2013年式)、走行距離は約7万7千キロです。
どうしてもこんな心臓に悪いエラーを見たく無いという方は、このくらいの時期が近づいたらセンサーと一緒に交換してしまうのも有りかもしれません。
ただ、この状態だと実際に冷却水が漏れ出ているわけではなく、しっかりエンジンに冷却水は供給されている状態で、実際の走行には問題ありませんので、その点もお忘れ無きようお願いいたします。
実際の走行には問題ありませんが、放置しておくと本当に冷却水が減っている時に気づくことが出来ないので、この状態になった場合は、なるべく早く原因改善するために検査することを強く推奨いたします。
まとめ
Twitterにこの投稿をしたら、同じXFに乗っていてTwitterで仲良くしていただいているKさんも全く同じ現象が出ていたらしく、タンクを新品に交換したら症状が改善したとご連絡いただきました(いつも情報交換させていただき、ありがとうございます^ ^)。
本当に夏場のジャガーのエラー、特にエンジン周りは、ヒヤヒヤして心臓に良くないですよね(心霊話と同じで涼しい気持ちになるからまぁいいか)。
予防措置も打てる策がそんなに無いので、出たとこ勝負感があるのですが、こうして情報を残しておくことで、少しでも出先でパニックになることを減らせたらと思っている次第です。心の準備が大事。
ということで、今回のまとめです。
次回は、ナンバー灯を最近交換したばかりなので、また記事にしたいと思います。では、また次回の記事でお会いしましょう。
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