紳士淑女の皆様、ご機嫌いかがでしょうか。
今回は「輸入車の自動車保険」をテーマに私の経験を元に輸入車の自動車保険選びについて解説をします。
輸入車をお持ちの方で保険の見直しを検討中の方やこれから保険を契約しようとしている方の参考になりましたら幸いです。
輸入車(外車)の自動車保険を安くする方法
自動車保険は出来れば安く抑えたいですよね。
かと言って保証内容を削りに削って安心感を損なうようであれば、そもそも自動車加入する目的そのものが達成できなくなってしまいます。
輸入車を所有するにあたり、輸入車の自動車保険を安く抑えるポイントを4つまとめてみましたので、参考にしてください。
居住地、走行距離、安全装置など他にも安くなる条件はあるのですが、これらはそもそも車を買い替えなければいけなかったり、引越しが必要だったりと現実的ではないため、当記事での紹介は省略します。
①車両保険の必要性を考える

前述の通り、輸入車の多くは車両保険を付けるか否かで保険料は大きく変わります。
車両保険を付けた方が不慮の事態に十分に備えることは出来ますが、保険を使って修理をすると等級が下がり次の年の保険料が高額になってしまうことがあります。
長期的に見ると車両保険なしの場合の修理費用と車両保険ありの保険料があまり変わらなかったなんてこともあるので、修理費用の相場を調べ、どちらがご自身として安心なのかを見極めましょう。
ジャガーをお持ちの方は、当ブログのメンテナンス関連記事も参考にしていただけるかと思います。

【こんな方は車両保険が必要かも】
②ダイレクト(ネット)型で比較検討する

保険には代理店型とダイレクト型が存在します。ダイレクト型はネット型とも呼ばれたりします。
傾向としては、代理店型よりもダイレクト(ネット)型の方が保険料は安価になる傾向がありますので、価格を抑えたい方は、是非ネット型の自動車保険を比較検討されることを推奨します。
ダイレクト型保険も「一社ずつ見積もりを取得するのも面倒」という方は、インズウェブの無料の自動車保険一括見積もりサービスなど、一括の見積もりができるサイトの活用はかなりオススメです。
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【こんな方は代理店型が良いかも】
③保証内容・特約は過剰になってないか確認する

保証内容や特約が過剰になっていると保険料は高額になります。
災害にも備えられるタイプとそうでないタイプや動物との衝突でも保険料が出たり出なかったりとオプションは多数ありますが、あまりにも盛り盛りにしてしまうと必要以上に高額になってしまいます。
一方、削りすぎてしまうと本来安心のために契約する自動車保険が、安心出来ないものになってしまうので本末転倒ということになってしまいます。
必要な保証は揃っているか、契約内容が過剰になっていないか確認した上で契約する保険の内容を吟味しましょう。
弁護士用費用特約
事故後に示談交渉を行う場合に、弁護士費用が保証される特約です。
弁護士特約は、自動車保険以外の保険(生命保険など)で一つ加入していれば、自動車事故の案件にも対応してくれる場合があります(※契約中の保険内容を確認しましょう)。
年齢条件特約
運転者の年齢を制限するまたは撤廃する特約です。
家族全員が一台を運転する場合とご自身だけしか運転しない場合では、付けるべき特約が異なります。
運転者特約
ご自身以外の運転者が貴方の車を運転して事故を起こした場合、保証が適用される特約です。
原則ご自身しか運転することがないということであれば、単発のコンビニ保険などもありますので、この特約を削る選択肢もあるでしょう。
原付(バイク)特約
原付バイクをお持ちの方は、バイク単体で保険を契約するよりも保険料を安く抑えることができますので、加入を検討しても良いでしょう。
④日頃から安全運転を心がける

ゴールド免許割引というものをご存知でしょうか。
ゴールド免許を持っているということは、つまり「事故を起こさない人」と認められ、保険料がブルー免許と比較して安くなります。
現在ブルー免許をお持ちの方でも5年間免許点数を引かれることがなければ再びゴールド免許に復帰できますので、是非諦めずゴールド免許を目指しましょう。
ゴールド免許だと免許更新費用も安い上、免許センターでの更新講習も短く済みます。
輸入車の保険料(車両)はなぜ高額なのか?

輸入車の車両保険が高額になる理由は、先述の通り料率が関係していますが、なぜ料率が高くなるのでしょうか。
理由は主に3つであると分析しています。
①車両価格

日本国外から自動車を輸入しているため、税関を通し、更には販売店の利益などを確保する必要があるため、国産車と比較すると車両価格は高額になることが殆どです。
車両本体の価格が高いということは、その分保証に必要な額も必然と大きくなるため、料率クラスが上がり、車両保険を付けると保険料が高額になる傾向があります。
②故障頻度と修理費用

当ブログでも修理関連の記事をいくつか投稿していますが、国産車ではまず壊れないであろう箇所がみるみる壊れるのが輸入車です。
あくまで傾向ですが、これは車の造りに対する考え方が根本的に異なることに起因していると思われます。ですので、修理頻度は必然的に多くなります。
また、前述の通り海外製のパーツを使用していることが多く、輸入や為替の影響も受けるため、それぞれのパーツ価格も高額になる傾向があります。
【輸入車】
パーツは故障したら交換することを前提に作っていることが多い。
【日本車】
廃車になるまで故障しないことを前提にパーツを作っていることが多い。
③盗難リスク

これは一部の車種に言えることですが、中にはプレ値がつくような超希少車があります。
「世界限定XX台」とかそもそも生産台数が非常に少ないメーカーがあるため、窃盗の標的になるリスクもその他の車種と比較して高くなります。
そのため、車両保険を付けるとなると料率クラスが上がり、費用も高額になる傾向があります。
輸入車(外車)は自動車保険に入れないって本当?

こんな噂を聞いたことはないでしょうか。
結論から申し上げると、半分本当で半分嘘の情報なので、真実について説明します。
もちろん加入出来る
輸入車だからと言って自動車保険に加入出来ないことはありません。
厳密に言うと保険会社によっては、対人・対物の保険は付けられるものの車両保険が付けられない保険会社があるというのは事実です。
この噂が回り回って「輸入車には保険が付けられない」と伝わっているというケースがよくあります。
車両保険が加入できないケース
車両保険がつけられないケースは、車両保険加入の条件が自動車の型式(車種)によって決まっていることに由来します。
因みに、ジャガーは一部車両保険を付けられない保険会社がありました。
こちらの画像は損害保険料率算出機構のホームページでジャガーXFとトヨタアクア(嫁車)の料率クラスを算出したものですが、ジャガーの方が車両保険の料率クラスが突出して大きい数値になっていることが分かります(大きければ大きい程保険料も高くなる)。
保険商品の加入条件の料率クラスの最大値がこれを上回っていると加入が出来ないということになります。


まとめ
今回の記事では、輸入車の保険と保険料を安く抑える方法について解説してみました。
年末の忙しい時期ではありますが、断捨離も兼ねて保険の見直しをしてみてはいかがでしょうか。
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