紳士淑女の皆様、ご機嫌いかがでしょうか。今回は『いつかは手に入れたいジャガーの往年の名車』5選です。前回の『”今”乗っておきたい!ジャガーの人気おすすめ中古車種5選!』で皆さんからの反響が多くありましたので、調子に乗ってシリーズ化してみました。
今回は、いつかは乗りたいけどなかなかハードル高めのジャガー達のご紹介です。もちろん実際に購入を検討している方には参考になったら嬉しいですが、読み物としても楽しんでいただけたら嬉しいです。
ジャガーの中古車は故障するって本当?
結論から申し上げると、近年販売されているジャガーは日本車よりは故障しますが、ドイツ車とはそこまで大差無いといった印象です。ちゃんとオイル交換など基本的なメンテナンスをすれば、ストレスもなく所有することができます。
もちろん、その車が管理されてきた環境や使用頻度、走行距離、個体差など全てが入り乱れれて評価されているのが中古車市場ですから、各車それぞれ異なるというのが大前提となりますので、あくまでも傾向として認識しておく程度で良いでしょう。
しかし、今回ご紹介する車種は、販売から60年程経過しているものが多くあります。このくらいの年代のクルマになると、故障が発生していないということはまずあり得ませんし、現存しているだけでも幸運な程のモデルとなります。維持するのにも故障と上手く向き合い・付き合いながら所有することが前提となりますので、その点は予めご了承ください。
今回紹介しているモデルの購入を検討してる方には全く参考にならないと思いますが、私の愛車ジャガーXFとX-typeの故障歴と修理費用もこちらにまとめています。興味のある方は、参考までにご覧ください。
いつかは手に入れたいジャガー往年の名車 サルーン編
いつかは手に入れたいジャガーの往年の名サルーンを2台選出しました。現行モデルだとXJはそのままX351までモデルが引き継がれております。初代S-typeは、1968年に一度姿を消しますが1998年に発売開始した新型S-typeX200で名前が復活し、現在はXFに引き継がれて発売されています。
Jaguar XJ(Series1〜3)
デザイン
基本情報
発売台数 | Series 1: 82,126台 Series 2: 91,227台 Series 3: 132,652台 |
デザイナー | Series 1: ウィリアム・ヘインズ、ウィリアム・ライオンズ Series 2〜3 : ウィリアム・ヘインズ |
流通台数(欧米) | Series 1: 1台 Series 2: 4台 Series 3: 17台 |
販売期間 | Series 1: 1968-73年 Series 2: 1973-79年 Series 3: 1979-92年 |
平均価格 | Series 1: USD 12,000 Series 2: USD 19,500 Series 3: USD 11,000 |
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名前の通りあのXJです。先代モデルは、Jaguar Mark Xで、XJからヘッドライトの丸目四灯デザインが始まったと思われがちですが、実はMark Xから継承したデザインです。
このクルマを所有することの喜びは、約60年間ジャガーのフラッグシップモデルとして君臨してきたXJの初代を所有出来るという点です。想像しただけでも胸が熱くなりますね。
ボンネットの中央部分の膨らみと併せて、サイドスカートが車体下まで潜り込むような丸みを帯びた造形も現代ジャガーまで引き継がれているデザインの特徴と言えるでしょう。
それにしても欧米の価格が非常にお求め易い価格になっていることに驚きです。日本ではおそらく台数もそんなに多くないでしょうし、中には不動車だったり大掛かりなメンテナンスが必要なものも多々あると思いますので、この価格で買うのは難しいと思われます。あくまでも参考値としてご認識ください。
Jaguar S-type
デザイン
By Jolox, CC BY-SA 3.0, Link
基本情報
発売台数 | 24,993台 |
デザイナー | – |
流通台数(欧米) | 2台 |
販売期間 | 1963-68年 |
平均価格 | USD 16,239 |
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Mark 2の弟に当たるのがこのJaguar S-typeです。外観もMark 2とそっくりで一見見分けるのが難しいですが、一番簡単な見分け方は後輪のフェンダーです。
Mark 2は半円型にスパッツの切り込みがありますが、S-typeはスパッツがなくフェンダーがタイヤの上部1/4くらいを覆うようなデザインになっています。
また、トランクが丸みを帯びているのがMark 2で、平たいのがS-typeなど見分けるポイントはいくつかあります。兎に角、お尻を見れば見分けができます。細かな目に見えない箇所で言うとガソリンタンクの仕様変更(2タンク化)などがあります。
エクステリアのデザイナー情報が探しても無かったのですが、インテリアのデザインは、ジャガー創業者のサー・ウィリアム・ライオンズの手によるものです。Mark 2からはダッシュボード周りは大きな変更がありませんが、シートとドアの内張に変更が加えられました。
いつかは手に入れたいジャガー往年の名車 クーペ編
クーペも2台選出しました。どちらも現在は終売になっており、今後は一層希少性が増す可能性があります。どちらもスポーツタイプのジャガーをお探しの方にはピッタリの1台となるでしょう。
Jaguar E-type
デザイン
基本情報
発売台数 | Series 1: 38,419台 Series 2: 18,809台 Series 3: 15,287台 |
デザイナー | マルコム・セイヤー |
流通台数(欧米) | Series 1: 33台 Series 2: 34台 Series 3: 14台 |
販売期間 | Series 1: 1961-68年 Series 2: 1968-71年 Series 3: 1971-75年 |
平均価格 | Series 1: USD 138,000 Series 2: USD 66,000 Series 3: USD 74,000 |
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世界で最も美しいクルマとも言われるクルマ、E-type。
「ジャガー史上一番の名車といえば?」と聞かれてE-typeと答える方も多いのではないでしょうか。XJと並び、熱烈なジャガーファンでなくても、E-typeを知っているという方も少なくありません。
私も実物を一度だけ見たことがありますが、ロングノーズ・ショートデッキの非常に美しい外観に惚れ惚れしてしまいました。
また、シリーズ毎にデザインが微妙に異なっているのもE-typeの所有を検討する上で楽しみなポイントです。簡単な違いをお伝えすると、一番口が小さいのがシリーズ1、フロントグリルの格子が大きいのがシリーズ3などなど、よく見比べて好みのデザインを見つけてみると良いでしょう。
近年特に中古車価格か高騰しており、入手が困難になっているようです。特に右ハンドルにこだわりのある方は、急がれた方が良いかも知れません。価格はシリーズ1が一番高額のようで、シリーズ2と3は、シリーズ3の方が若干価格が高くなっています。
米国ではE-typeと呼ばない?
日産DualisがQashqai、トヨタのVitzがYarisと呼ばれているように、国によって車名が異なることはよくあります。
ジャガーE-tyeは米国ではJaguar XK-Eと表記されているようです。そこに「E」なんだ…
Jaguar XK(120/140/150)
デザイン
基本情報
発売台数 | XK120: 12,045台 XK140: 8,937台 XK150: 9,382台 |
デザイナー | ウィリアム・ライオンズ、ウィリアム・ヘインズ |
流通台数(欧米) | Series 1: 8台 Series 2: 6台 Series 3: 10台 |
販売期間 | Series 1: 1948-54年 Series 2: 1954-57年 Series 3: 1957-62年 |
平均価格 | Series 1: USD 100,200 Series 2: USD 96,400 Series 3: USD 106,000 |
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社名がまだスワローサイドカー社だった頃に発売していたSS Jaguar 100という車種の後継となったのが、ジャガーXK120でした。
お気づきの通り、社名がジャガーカーズに変わる際に、XKの先代のSS Jaguar 100から”Jaguar”の名前を採用しています。
デザインは創業者のサー・ウィリアム・ライオンズが携わっています。クラシックカーの要素と現代の車の要素、どちらも取り入れられた新旧折衷の様なXKのデザインが私個人としては結構好きです。みなさんはいかがでしょうか?
XK120-150は製造台数が兎に角少なく、日本国内でもかなり希少性の高いクルマです。
いつかは手に入れたいジャガー往年の名車 番外編
同じネコ科でもジャガーではなくパンサーです。
Panther Westwinds J72
デザイン
By TTTNIS – , Public Domain, Link
By GTHO, CC BY-SA 3.0, Link
基本情報
発売台数 | 368台 |
デザイナー | ロバート・ジャンケル |
流通台数(日本) | 1台 |
販売期間 | 1972-81年 |
平均価格 | ¥5,800,000 |
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SS Jaguar 100の復刻としてイギリスの自動車メーカー、Panther Westwinds社が製造したのが、このPanther J72です。社名の通りネコ科はネコ科でもジャガーではなく、パンサーです。
エンジンはXJに搭載していたものをJ72専用設計のシャシーに移植してあるとのこと。また、クラシックカーでは足回りの性能が現代の車にどうしても劣るということで、足回りは70-80年代当時のクルマに採用されていた現代的な技術を採用し、性能を向上させているそうです。ちなみにシャシーはアルミニウム製。
【思い出…】
実はとある博物館でスタッフの方のご厚意で実物のPanther J72の運転席に座らせていただきました。この手のクルマはこんなにも乗り込みづらいのかと大変驚きましたが、最高の思い出になりました。
購入を実際に検討している方向けの情報
価格・年式など自身の希望条件に近いクルマを探しましょう。検索するという方法が主流ですが、オークションなどで落札する方法もあります。
方法① インターネットで探す
選択肢が広ければ広いほど自身の条件に合ったクルマを見つけられる可能性は高くなります。私がいつもクルマを探す時に使用しているのはカーセンサーとグーネットのサイトです。
これらのサイトは中古車の掲載数が非常に多く、全国の輸入車が掲載されています。見ているだけでも楽しいですよ!
方法② オークションなどで落札する
もし探しても欲しいクルマが市場に存在しない場合は、オークションや専門業車に依頼して欲しいクルマを落札するという方法もあります。
ジャガーはドイツ系メーカーと比較すると日本国内での流通量はあまり多くありませんので、求めているクルマがない場合は、この手段も検討すると良いでしょう。
車を高く買い取ってもらうには?
価格・年式など自身の希望条件に近いクルマを探しましょう。検索するという方法が主流ですが、オークションなどで落札する方法もあります。
方法① 買取専門業車へ依頼する
買取専門業車に査定してもらう方法です。様々な買取業車がありますが、ここでは4社紹介します。各社無料査定してくれますので、次の車の買い替えを検討している方は、見積もってもらいましょう。
カーセンサー
この記事でも紹介しているカーセンサーです。クルマを探すサイトというイメージが強い方も多いかも知れませんが、買取ネットワークも充実です。
カーセンサーにしか買取出店していない業車やお店もあるので、一括査定でお近くの買取業車をなるべく多く見積もってもらいたいという方にはおすすめです。
お近くの買取業車へ依頼されたい方
カーネクスト
カーネクストは、一括査定ではなくカーネクストがあなたの愛車を査定します。一括査定だと業車から問い合わせが絶えないなんてことがありますが、兎に角面倒なやりとりが嫌いな方におすすめです。
じっくり他社と比較しながら少しでも高く売りたいという方にはおすすめ出来ませんが、多忙で面倒な手続きや作業はしたくないという方におすすめの査定サービスです。
忙しい方・簡単簡潔が一番の方
方法② オークションに出品する
業車に査定をしてもらう以外にはオークションへ出品するという方法もあります。
実際Yahooオークションでもクルマが出品されていたりしますよね。それ以外にもいつもお世話になっている工場でオークションに出してもらうことができる場合もあります(ディーラーであれば認定中古車として買い取ってもらえることもあります)ので、興味のある方は、相談されることをお勧めします。
ネットでもオークション形式の買取を実施している業車さんがありますのでご紹介します。気になるサービスがあれば是非登録してみてください。
楽天Car車買取
楽天Car車買取は、オークション形式のクルマ査定サービスです。
楽天IDがあれば最短1分で申し込みが出来ますので、とりあえずオークション形式の査定をしてみたいと考えている方にはとてもオススメです。
利用価格は無料で、成約が決まった時のみ22,000円の売約手数料が発生※しますが、原則それ以外の料金が引かれることはありません。
※買取の提示額が満足しないものであれば無料でキャンセルができます。
少しでも高くクルマを売りたい方
楽に査定を進めたい方
ユーカーパック
ユーカーパックは、オークション形式で最大8000社が入札する新しいクルマの査定方法です。
買取業車の競合が多い分、競争力が働き、買取価格も高価になる可能性が高まります。
少しでも高くクルマを売りたい方
まとめ
- 今乗っておきたいジャガーはこれだ
- サルーン(セダン)
- Jaguar XJ (Series1〜3)
- Jaguar S-type
- クーペ
- Jaguar E-type (Series1〜3)
- Jaguar XK (120/140/150)
- 番外編
- Panther J72
- サルーン(セダン)
- 購入を検討している場合は、買取の見積もりを取ろう
- 一括査定とオークション型があるのでお好みの方法で
気になる1台が見つかった・参考になったという方は、ブログ村のボタンをポチッとしていただけると嬉しいです。ではまた次回の記事で!
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