紳士淑女の皆様、ご機嫌いかがでしょうか。知恵袋やTwitterでも度々話題になる「外車に乗る意味論争」ですが、私も思うことを書きたいなと思いまして書いてみました。
はじめにお断りしておきますが、かなり月並みな内容でございます。何か絶妙で強烈なパンチラインを期待されていた方には退屈な内容だと思いますので、予めご了承ください。
当記事へのご訪問、ありがとうございます。私は20代のサラリーマンで、これまでクルマを2台乗り継いできました。どちらもジャガーというイギリスの自動車メーカーのクルマで、これからもジャガーを乗り継ごうと思っている自称ジャガーマニアです。
輸入車に乗る意味はあるのか?
結論から
結論から言うと、人によって意味がある人とない人がいる。
まるで壁があるかの如く輸入車と国産車で二分されていますが、どちらもただのクルマです。どちらもタイヤが4本ついていて、交通ルールさえ守れば、国産車も輸入車も日本国内地続きであればどこへでも行けます。
「じゃあ何でわざわざ海外からクルマを輸入して、壊れたら高額の修理費を払っても乗るのか」というのが輸入車に乗る意味が分からないという方の意見だと思います。
そんな疑問について私なりに考えてまとめてみました。
百均のデジタルウォッチとROLEXは何が違うのか
身近なもので例えると「時計」が良い例ではないでしょうか。時計は誰もが持っていて尚且つ金額はピンキリです。それでいて機能は安いものも高いものも大差がない(まぁ良い時計なら誤差が極めて少ないとかあるだろうけど生活する上で困るレベルではない)。
私は時計にほぼ興味がありません。服装に合っていて、時間が把握できれば全く問題ない。実際に使っている時計も大学生の時に6万円ほどで購入したバーバリーの腕時計を未だに使っていますし、6万円という値段は社会人となった今現在の私にとっても十分高額と感じる値段です。
一方で、中には何十万〜千万円とする時計を愛好している方も居ます。時計に無関心な私からすると「安いのじゃだめなの?」と思ってしまうのですが、おそらくこの感覚が「何でわざわざ外車に乗るの?メリットないじゃん?」の感覚でないかと思うのです。
だって、わざわざ出さなくてもいい高いお金を払って時計を身につけているのですから。100均のデジタルウォッチだって、ROLEXの希少モデルだって1分間に刻む秒数は同じ60秒です。ROLEXを付けたからと言って1分間が長くなるわけじゃないですよね。
クルマも同じ。修復歴ありの数万円の中古車に乗ろうが、ロールスロイスやランボルギーニに新車で乗ろうが、どちらも交通ルールを守って法定速度内で走らなければいけないことには変わりない。ランボルギーニだからと言って200キロ、300キロ出して良いように優遇されるルールはありません。
では、百均のデジタルウォッチとROLEX、数万円の中古車、何千万のランボルギーニ。それは貴方にとってただのツールでしょうか、または情熱や憧れなど心を満たすためのモノでしょうか。
前者でも別に構わないという場合、ユーザーは時計は時間を計るという目的達成のためのツール、クルマは移動するという目的達成のためツールであると認識をしている一方で、後者の場合は本来そのプロダクトが達成すべきツールとしての在り方とは別に、ユーザーのプロダクトに対するエモーショナルな要素が介在しています。これが大きな違いではないでしょうか。
「輸入車・国産車」なんてただの製造国記号だ。
これを踏まえると、国産車とか輸入車などと言った垣根はないように思えます。たまたま自分が心を奪われたクルマが海外のメーカーだったというだけです。
走りを追求していたらロータス・エキシージに辿り着いたという人も居れば、日産・GTRに辿り着いた人も居るでしょうし、カッコいいスポーツサルーンを求めていたらジャガー・XFに辿り着いた人も居るでしょうし、トヨタ・クラウンに辿り着いた人も居るでしょう。
要は何かこだわりがある人にとっては、輸入車であろうが、国産車であろうがその選択には大いに意味がある選択ということ。
輸入車・国産車なんて区別は、ただの生産された場所を示したものに過ぎないということです。
わざわざ輸入車に乗る理由5選!
「ただの製造国表記」と書きながらも、輸入車には国産車とモノづくりに対する考え方が異なる特徴的なメーカーや車種があるのは事実です。そんなクルマにわざわざ乗ったり所有したりする理由をいくつか考えてみました。
1. 独特の世界観を味わいたい
輸入車、つまりは日本国外から渡って来たクルマ。ということは日本車には無いエキゾチックな特徴があることが多いです。
スポーツカーを例に挙げても、フェラーリのように走りだけでなくレザーなどインテリアに贅を尽くしている超高級志向のメーカーもありますし、ロータスのように車重を極限まで減らして走りに力を入れているメーカーもあります。
いずれにせよ国外から日本へ渡ってきたクルマのため、国産車には見られない造りをしていたり、新鮮さをもたらしてくれることは間違えありません。
2. 走りの良さを追求したい
日本車の出来は世界的に見てもトップレベルです。実際にトヨタや日産をはじめ日本メーカーが長年世界の売上トップを維持していることからも日本車のレベルの高さが伺えます。
しかし、総合力で優る日本車ですが、中には走り・スポーツ走行をとことん追求したいというユーザーがいます。そんなユーザにとっては、輸入車メーカーが選択肢を広げてくれます。
例えば、F1に継続的にエンジンを供給しているメルセデス、フェラーリ、マクラーレンなどは、レーシーな走りを実現するためのノウハウが蓄積されており、少なからず量産車にもレースで培った技術がフィードバックされています。国産でもホンダは少しこれに近いでしょうか。
そんな走りを体感してみたいという方はこのような輸入車メーカーに乗る意味があるのではないでしょうか。
※スポーツカーもF1が全てではありません。ラリーや耐久レースもあるので「走りの良さ」の定義は変わるでしょう。
3. 最上の乗り心地を追求したい
前述と同様になりますが、スポーツ走行を極めたクルマがある一方で、乗客やドライバーに快適な乗り心地を提供することを極めたメーカーもあります。
日本だとトヨタセンチュリーが代表格ですが、それ以外にもライバルが国外にはいます。
有名どころで言うと、ロールスロイスやマイバッハ、ジャガーなどでしょうか。これらのメーカーは、乗り心地を向上させるためにしのぎを削っており、上質なレザーを使ったシートや、振動が少ないとされるV12エンジンを搭載したり、車体をフルアルミニウムにしてサスペンションに使える車重を確保したり、4本全てエアサスを搭載したり、贅の限りを「乗り心地」に尽くしています。
そんな乗り心地の良いクルマに乗ってみたいというユーザには、このようなメーカーが選択の幅を広げる役目を買っていると言えるでしょう。
4. 憧れのあのメーカーのクルマを手にしてみたい
クルマの製造国やメーカーには、ステレオタイプが未だに根強く残っています。例えばシトロエンは乗り心地が快適だとか、BMWはスポーティーだとか、ジャガーは猫足だとか、トヨタは壊れないとか、ボルボは頑丈で安全だとか、スバルは「水平対向エンジン」とか。
ユーザは何となくどこかで聞いた情報や自ら調べた情報が頭に刷り込まれているので、そういった情報から連想されたイメージが憧れをより一層強くします。
こんなイメージもあって「どれどれ、〇〇のクルマでも乗ってみるか」「憧れのデイムラーのダブルシックスか。良いなぁ…」となってしまう。
自分の憧れのメーカー、興味のあるメーカー、「これだ」と思ったメーカーのクルマが所有できた時は、クルマ好きとしてとても嬉しい気持ちになるものです。因みに、私はどちらかというとこのタイプです。
5. 見栄を張りたい
このような理由で乗る人も居ます。国産車の出来が良すぎる裏返しでもありますが、輸入車は国産車と比較して総じて壊れやすい、いや正確に言うと部品などは交換を前提にしてクルマを作っている。
よく故障が発生するものをわざわざ乗っているということは経済力を顕示することにも繋がりますから、見栄を張りたい一心で乗る人も居るでしょう。
輸入車に乗るメリットはあるのか?
輸入車に乗るメリットはある!
それは自分がクルマに求める大事なポイント(上で挙げている点)が満たされて、幸せな気持ちになれるということ。自己満の世界ですが、自己満ほど気持ちが満たされるものはありません。
乗り心地を重視される方であれば、乗り心地が良いクルマに乗れることそのものがメリットになりますし、運動性能を重視される方であればBMWの直6エンジンを積んでいること自体満足に感じる方も居るでしょう。
一方国産車の例を挙げれば、製品の信頼性とコストパフォーマンスを重視する方であれば、トヨタのカローラを選ぶことで満足感が増すと感じる方もいますし、頭文字Dが大好きでトヨタの86に乗ることで心が満たされるという方もいます。
詰まるところ、乗り手が何を重視しているかによって、メリットは変わってくるということです。
輸入車に乗るデメリットは?
維持費が高額になったり、故障時にパーツがなかなか手に入らないなんてことがあります。しかし、殆どの輸入車乗りはこれをデメリットとは感じていないはずです。
「好きで乗っているからしょうがない」と認識している人が殆どです。皆、自分の思う最高の製品に対する真っ当な対価を払っている感覚なのでしょう。
「外車に乗る意味が理解できない」という意見が出るのは、この維持のための手間やコストパフォーマンスにばかり目が行きがちだからだと私は推測します。メリットがデメリットを上回った時、デメリットはデメリットではなくなりますから、これも個人の認識次第です。
ただし、日本車の出来過ぎ具合をみると「外車、コスパ悪っ!」って思うのも無理は無いと思います。
イギリス人のジョークで「イギリス料理が不味いんじゃない、他国の料理が美味すぎるんだ」なんてのがありますが、それと同じで日本のクルマがコストパフォーマンスに優れすぎているのでそのような錯覚に陥ってしまいます。
乗りたいクルマに乗るのが一番!
メンテナンス費は考慮すべきですが、輸入車も国産車も「気になる」「乗ってみたい」と思ったクルマに乗るのが一番です。
もし気になっているクルマがあれば、是非この時に乗って全力で愛車を楽しんでみるのはいかがでしょうか。
クルマ探しと購入のお役立ち情報もまとめまていますので、宜しければ参考にしてください。
自身の希望条件に合ったクルマを見つける
価格・年式など自身の希望条件に近いクルマを探しましょう。検索するという方法が主流ですが、オークションなどで落札する方法もあります。
方法① 買取専門業車へ依頼する
買取専門業車に査定してもらう方法です。様々な買取業車がありますが、ここでは4社紹介します。各社無料査定してくれますので、次の車の買い替えを検討している方は、見積もってもらいましょう。
カーセンサー
この記事でも紹介しているカーセンサーです。クルマを探すサイトというイメージが強い方も多いかも知れませんが、買取ネットワークも充実です。
カーセンサーにしか買取出店していない業車やお店もあるので、一括査定でお近くの買取業車をなるべく多く見積もってもらいたいという方にはおすすめです。
お近くの買取業車へ依頼されたい方
カーネクスト
カーネクストは、一括査定ではなくカーネクストがあなたの愛車を査定します。一括査定だと業車から問い合わせが絶えないなんてことがありますが、兎に角面倒なやりとりが嫌いな方におすすめです。
じっくり他社と比較しながら少しでも高く売りたいという方にはおすすめ出来ませんが、多忙で面倒な手続きや作業はしたくないという方におすすめの査定サービスです。
忙しい方・簡単簡潔が一番の方
方法② オークションに出品する
業車に査定をしてもらう以外にはオークションへ出品するという方法もあります。
実際Yahooオークションでもクルマが出品されていたりしますよね。それ以外にもいつもお世話になっている工場でオークションに出してもらうことができる場合もあります(ディーラーであれば認定中古車として買い取ってもらえることもあります)ので、興味のある方は、相談されることをお勧めします。
ネットでもオークション形式の買取を実施している業車さんがありますのでご紹介します。気になるサービスがあれば是非登録してみてください。
楽天Car車買取
楽天Car車買取は、オークション形式のクルマ査定サービスです。
楽天IDがあれば最短1分で申し込みが出来ますので、とりあえずオークション形式の査定をしてみたいと考えている方にはとてもオススメです。
利用価格は無料で、成約が決まった時のみ22,000円の売約手数料が発生※しますが、原則それ以外の料金が引かれることはありません。
※買取の提示額が満足しないものであれば無料でキャンセルができます。
少しでも高くクルマを売りたい方
楽に査定を進めたい方
ユーカーパック
ユーカーパックは、オークション形式で最大8000社が入札する新しいクルマの査定方法です。
買取業車の競合が多い分、競争力が働き、買取価格も高価になる可能性が高まります。
少しでも高くクルマを売りたい方
まとめ
- 輸入車・国産車に優劣は存在しない
- 人によってクルマに求めるものは大きく異なるし様々である
- 求めるものが異なるということは人によっては意味のないこともある
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。この記事が興味深いと思って下さった方はブログ村のボタンをポチッと押していただけると嬉しいです。
また何か面白そうなトピックがあったら、このようなコラムのような記事も書いてみたいと思います。ではまた次回の記事でお会いしましょう。
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