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英国ガソリン車販売禁止が2035年に延期|EV化宣言したジャガーはどうなるのか?

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紳士淑女の皆様、ご機嫌いかがでしょうか。

今回は、9/20に英国政府から発表があったガソリン車発売禁止の延期に関する考察記事です。

JLR(ジャガーランドローバー)社は、以前の記事でも書きましたが、EVへの転換を進めると宣言をしておりますので、この発表を受けてどのような影響があるのかなど考察していきます。

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イギリスのガソリン・ディーゼル販売禁止の時期が変更に

これまで2030年までにガソリン・ディーゼル車の販売を禁止すると宣言していたイギリスですが、今月20日に英国政府はこれを2035年まで延期すると発表しました。

ウェブ記事などを元に、色々この決定の背景について調べてまとめてみました。

①EV移行準備期間の十分な確保

イギリス政府は、自動車産業およびEV化に必要なインフラの整備に十分な期間を設ける必要があると判断したようです。

確かに、自動車メーカーにとっては、エンジンからモーターへ大幅な技術転換が強いられますし、インフラの整備も各所に充電設備を整えなくてはなりませんから、そこで時間的な猶予が与えられるのは、一見自動車産業に配慮しているようにも見えます。

しかし、この記事の後ろでも書いていますが、早期にEV化に取り組んで先行者優位を図ろうとしていたメーカーにとっては、大変迷惑なこと。

以下は、9/20のイギリス スナク首相のスピーチの一部抜粋。

‘And we need to strengthen our own auto industry so we aren’t reliant on heavily-subsidies carbon-intensive imports from counties like China.’

(中国のような炭素集約的な国からの輸入に頼らなくても済むよう、我々は自国の自動車産業を強化しなければなりません。)

‘So to give us more time to prepare, I’m announcing today that we’re going to ease the transition to electric vehicles.’

(より十分な準備期間を確保するため、本日EV車への移行は緩和することを決めました。)

https://www.thisismoney.co.uk/money/cars/article-12539621/motor-industry-reacts-2030-petrol-ban-delay.html
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②インフレ対策(支持率回復)

UK government relaxes boiler phase-out plans - Cooling Post
UK: In a bitter sweet announcement, UK Prime Minister Rishi Sunak has proposed a relaxation of the gas boiler phase-out ...

現在、日本では物価高の状況が続いていますが、これはイギリスも同様です。

イギリスでは更に、このガソリン車廃止と並んで化石燃料を使用する家庭用ボイラーの新規設置も2030年までに規制することになっていましたが、これもガソリン車の販売と同様に2035年まで廃止を延期をすることを決定しました。

もちろん化石燃料の方が電気より安いですから、国民にとっては嬉しい話です。

また、EV車は高額になる傾向がありますから、ガソリン車が今後暫く購入できることは消費者にとっては、メリットがあるわけです。

一方で、来年に控えた選挙を見据えての支持率回復戦略なのでは?という見方もあるようで、首相の思惑が見え隠れしています。

「一刻も早く地球温暖化を食い止めなければ」と騒がれているこのタイミングで、支持率回復のために環境を犠牲にしたと認識する人もいるかも知れませんね。

③EUと歩調を合わせた?

これは私の勝手な推測ですが、インフレに苦しむ自国とEUのガソリン車販売が禁止されるタイミングが2035年であるのを横目で見ながら都合よく歩調を合わせたのではという見方です。

「ウチは先行してるんだから、別にEUと同じタイミングに遅らせても世間体は悪くないよね。物価高も続いてるんだから」と。

この状態なら、国民の生活を考慮して2030年の規制を延期したと説明がつきますし、世界から「早く環境対策を」「英国だけずるい」と非難を受けることもない

それでいて裏側では支持率回復を狙うという、イギリス政府は上手いことやった感があると思っているのは私だけでしょうか。

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自動車メーカーの反応は?

このイギリス政府のこの決定は、自動車レースで言うとセーフティーカーを入れるようなもの

前段でも触れていますが、リードしていたチームには差が縮まってしまい迷惑極まりない一方、遅れをとっていたチームには思ってもいない挽回のチャンスとなります。

勿論、英国ではこの2030年のEV化を見据え、既に大規模な投資を開始していたメーカーは少なくありません。

ジャガー(JLR)もその中の1社で、社名変更やブランディング戦略の見直しに併せ、2030年までにEVメーカーへ転換することを宣言し、大規模なヒト・モノへの投資をすることを決定していました。

内容としては、5年間で計150億ポンド(日本円で約2兆5千億円)を投じて人材の育成から設備の改修までを行い、現在のヘイルウッド工場はEV専用工場に、ウルヴァーハンプトンのエンジン製造工場はEV製造推進のための施設へそれぞれトランスフォームする予定になっています。

梯子を外された格好になったメーカーは他にも多くありますが、英国フォードも多額の先行投資をしていたこともあり、代表の発言からも怒りが感じられます。

英国フォードのイギリス政府への信用は、地に落ちたかも知れませんね。

‘Our business needs three things from the UK government: ambition, commitment and consistency.  A relaxation of 2030 would undermine all three.’

(我々がビジネスをするにあたっては、英国政府には野心、責任、一貫性を持ってもらう必要があります。2030年の移行延長で、これら全てが崩れ去りました。)

英国フォード代表 リサ・ブランキン

https://www.autoexpress.co.uk/news/361015/uk-ban-petrol-and-diesel-car-sales-postponed-2035

今後JLRは何か動きがあるのか?

ジャガー含めJLR社も比較的早い段階でEVメーカーへの転換を宣言し、準備を進めていた為、この発表には良い気はしていないでしょう。

柔軟に市場ニーズに対応するための”Modular Longitudinal Architecture”

JLRは2030年に原則EV化はするものの、一部の市場ニーズを考慮して燃料エンジン、ハイブリッド、バッテリーEVの各種選択肢を残すこと(MLA=Modular Longitudinal Architecture 和:連結型横断アーキテクチャ)を表明しています。

ただし、このMLAと呼ばれるアーキテクチャは、レンジローバーとレンジローバースポーツに限った話のようで、ジャガーの車種に流用されるかは不明です(恐らくされない)。

ランドローバーは、今後の車種の戦略がどうなるか注目ですね。

… JLR will retain the flexible modular longitudinal architecture (MLA) on which Range Rover and Range Rover Sport are built offering internal combustion engine (ICE), HYBRID and battery electric vehicle (BEV) options. This gives JLR uncompromised flexibility to adapt its vehicle line up to meet the needs of different markets around the world, that are moving at different speeds towards carbon net zero targets. 

https://www.jaguarlandrover.com/news/2023/04/jlr-invest-ps15-billion-over-next-five-years-its-modern-luxury-electric-first-future

ジャガーはいつまでガソリン車を販売するのか?

Formula eに参戦するJaguar Racing

気になるのが、ジャガーはいつまで内燃機関を積んだエンジンを発売するのかです。

奇しくも、ガソリン車販売禁止の延期が発表された20日に、ジャガーは2024年モデルを以て内燃機関を積んだクルマの受注・生産を原則全て停止することを発表しました。

常識的にこのような公式発表を覆すのはかなり難易度が高いと思われますので、約100年間変わることの無かったジャガーのクルマの原動機がガソリン・ディーゼルから電気にシフトすることになります。

個人的な想いを言えば、ガソリンエンジンも存続して欲しいというのが正直なところ。

イギリス政府も公式発表を覆して2035年までガソリン車廃止時期の延期を決めたわけですから、メーカー側も何とかこの政府の決定を良いように利用して、ガソリン車の発売を延長出来ないものかと思ってしまいます。

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ジャガーはドイツ系メーカーと比較すると日本国内での流通量はあまり多くありませんので、求めているクルマがない場合は、この手段も検討すると良いでしょう。

車を高く買い取ってもらうには?

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方法① 買取専門業車へ依頼する

買取専門業車に査定してもらう方法です。様々な買取業車がありますが、ここでは4社紹介します。各社無料査定してくれますので、次の車の買い替えを検討している方は、見積もってもらいましょう

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まとめ

EV反対という訳ではないのですが、発電所では二酸化炭素出していますし、発電所から送電する間に一部電力をロストしているのは事実だと思います。バッテリーの再利用は現実的なのでしょうか。私はEV化こそ正義というスタンスには未だ懐疑的です…

今回は、9月20日にイギリス政府が発表したガソリン車販売禁止について書いてみました。

世界的にはEVへシフトするのが主流のようですが、トヨタが水素エンジンを開発して待ったをかけようとしているのを見ると、まだまだ内燃機関が活路を見出せるのではと、エンジン派の私は期待をしてしまいます。

  • イギリス政府は当初2030年に禁止する予定だったガソリン車の販売を2035年まで延期することを決定
  • この決定にはいくつか理由がある
    • EV販売開始に十分な準備期間を設けるため
    • インフレ対策として
    • 支持率回復など本音と建前がありそう
  • 先行投資をしていたメーカーからは反発必至
  • 今後JLRはランドローバーはガソリンを一部の市場で販売出来る態勢を維持する
  • ジャガーは2024年モデルを以て全てのガソリン・ディーゼル車は販売終了になる
  • ガソリン車に乗れるのは今後暫くの間かも。乗りたいクルマがあれば今乗ろう。

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